BlenderでUV球を使い地球をモデリングする手順
この記事では、初心者向けにBlenderを使用してUV球をベースに地球をモデリングする手順を紹介します。無料かつ商用利用可能な地球のテクスチャのダウンロード先や、作業中に注意すべきポイントも詳しく説明します。
1. UV球を作成する
Blenderで新しいプロジェクトを開き、次の手順でUV球を作成します。
- メニューから「追加」→「メッシュ」→「UV球」を選択。今回はセグメントを32、リングを16に設定しました。
- UV球を右クリックし、「スムーズシェード」「自動スムーズシェイド」を選択し、更に「サブディビジョンサーフェス」を適用し滑らかな球体にします。今回は「サブディビジョンサーフェス」はビューポートのレベル数を2、レンダーを2に設定しました。
2. 地球のテクスチャを適用する
次に、地球の表面にテクスチャを適用します。以下のサイトから商用利用可能な高解像度テクスチャをダウンロードしてください。
ダウンロードしたテクスチャをBlenderに適用する手順は次の通りです。
- 「シェーダーエディター」を開き、UV球に新しいマテリアルを作成します。
- 「Image Texture」(画像テクスチャ)ノードを追加し、ダウンロードしたテクスチャ画像を読み込みます。
- 「プリンシプルBSDF」のベースカラーに「Image Texture」のカラーを接続し、地球の表面にテクスチャを適用します。
- 「プリンシプルBSDF」の粗さを必要に応じて調整します。粗さを0に近づけるほど地球儀のような光沢感が出るので実際の地球をイメージする場合はライティング等を確認しながら数値をあげましょう。接続と数値は下の画像を参考にしてください。
3. 完成・レンダリング
最後にライトとカメラをセッティングし地球のモデルをレンダリングします。
商用利用可能なテクスチャ配布場所
リアルな地球をモデリングするためには、以下のサイトから商用利用可能な高解像度のテクスチャをダウンロードすることが重要です。
- Solar System Scope – Free Textures:高解像度の惑星テクスチャが多数あります。
- CGBookcase – Earth Textures:高品質な無料の地球テクスチャが揃っています。
よくある失敗とコツ
Blenderで地球をモデリングする際に陥りやすい問題点と、その解決策をいくつかご紹介します。
- テクスチャの解像度: 低解像度のテクスチャでは、地球がぼやけた印象になります。可能な限り高解像度のテクスチャを使用することが重要です。
- ライティングの調整不足: ライティングが適切でないと、モデルがフラットに見えることがあります。太陽光の角度や環境光を細かく調整し、リアルな見た目を目指しましょう。
- スムーズシェードの適用: モデルを滑らかに見せるためには「スムーズシェード」「サブディビジョンサーフェス」を必ず適用しましょう。「サブディビジョンサーフェス」は数値を上げるほどPCの動作が重くなってきますので注意してください。
まとめ
Blenderを使ってUV球をベースに地球をモデリングする方法を紹介しました。商用利用可能なテクスチャを活用し、ライティングやスムーズシェードの調整を行うことで、リアルな地球を簡単に作成できます。
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